Property

ニュージーランドの不動産について

【ニュージーランドの不動産に関する変化について】

日本ではあちこちで桜に関するニュースが流れているようですが、こちらニュージーランドでは、徐々に秋の気配が近付いています。

さて、前回はニュージーランドの永住権についてお伝えいたしましたが、続いて今回は不動産に関する変化についてお伝えしたいと思います。
先日、オークランドは住みやすい都市の世界第3位に選ばれました。(TOWN&COUNTRY, 3月22日記事より)
しかし、オークランドを始めとし、ニュージーランド全体で不動産価格の高騰・住宅の不足という問題を抱えています。

不動産の価格については、2011年から2017年まで断続的に上昇しており、全体で約9パーセント上昇しました。下図は、2017年2月と2018年の2月の1年間での不動産価格の変動を表しています。1番上昇率の大きかったホークスベイでは、年間で約16パーセント不動産価格が上昇しました。

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住みやすい都市世界第3位に選ばれたオークランドは、前年比0.5パーセントの上昇に留まりました。しかし、下図に見られるように、オークランドの不動産平均価格は過去5年間で上昇を続け、2017年の12月には約940,000ドルで過去最高額を記録しました。このようにニュージーランド全体で不動産価格の上昇は問題視されてきました。

 

 

ブログ用②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、ニュージーランドが抱えるもう1つの問題点、住宅不足については昨年9月に発足した新政権も政策を掲げています。2017年11月時点では、国全体で約71,000件の家が不足しており、その約半数以上の4,4000件はオークランドで必要とされている件数です。新政権は、深刻な住宅不足を解消する為に、この先10年間で10万件の住宅を建設する案を立てています。

不動産価格の高騰、住宅不足の原因はいくつか挙げられていますが、その中でも外国人投資家の不動産購入による価格の高騰、移民数の増加が原因と言われています。
昨年導入された移民数を制限する政策に続き、ニュージーランド非居住者による中古住宅物件の購入を禁止する法案が2018年中に導入される見込みでしたが、その中に新たに新築の住居の購入の禁止も加えられました。今回の法案の変更により、中古・新築ともに非居住者は住宅購入することができなくなる可能性が高くなってきました。

低金利が招いた海外投資家の住宅購入と、移民の過激な増加が原因のひとつとされている、不動産価格の上昇と深刻な住宅不足。新たな法案も不動産価格の高騰を抑え、ニュージーランドで暮らす人たちの住宅購入を優先させる為のものであり、今まで開かれていた海外からの移民に加え、不動産投資に対する扉をも突如閉じられてしまう傾向になりつつあることは避けられそうにもないようです。

次回は、ニュージーランドの銀行に関する変化についてお伝え致します。

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