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人材不足の職業分野について

5月、大学の卒業式が行われる月でもあります。
オークランド市内でも、ローブを着た卒業生とそのご家族が、希望に満ち溢れた笑顔を浮かべ街を歩かれているのを多く見かけました。日本でもニュージーランドでも、大学を卒業後は就職活動が待っています。そこで今回は、ニュージーランドでは、どのような分野で人材が求められているのか見ていきたいと思います。

 

ニュージーランドでは、人材が不足している職業があり、国は常にそれらの分野での働き手を国内外から集めようとしています。
例えば、技能移民部門にて永住権申請をする際、人材不足の分野から申請すれば、より多くのポイントが付与され、永住権取得が有利となります。
そのため、人材不足分野が常に公表されており、誰でも閲覧することができるようになっています。

http://skillshortages.immigration.govt.nz/immediate-skill-shortage-list.pdf

http://skillshortages.immigration.govt.nz/long-term-skill-shortage-list.pdf

(Immigration NZより)

 

まず、自然多き観光立国のニュージーランドは今『アクティビティ・インストラクター』を急募しています。
今年の平昌オリンピックでは、ニュージーランドに2つの銅メダルをもたらしたことがニュースになりましたが、冬場、ウィンタースポーツが盛んなシーズンとなれば、これを観光の目玉とする為に、スキーなどのインストラクター確保に奮闘します。そのため、国内の学校では、インストラクターになる為のコースが多数開かれています。

ブログ用5月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(NZ Heraldより)

また、緑豊かな国ニュージーランドでは、酪農・畜産・農産も盛んです。

加工乳製品は国内総輸出量の4約割を占めるほ  どで、酪農・畜産は特に大きな産業であるのですが、乳牛の酪農だけではなく、肉牛の畜産も含め人材不足分野として常連で指定されています。

加えて、農業の分野でも人手が不足しているという報告があります。
ニュージーランドといえば、キウイフルーツを連想される方が多いと思いますが、今年は果樹園での収穫作業の人手不足が深刻となり、大変限られた期間ではありましたが、ビジタービザ(訪問ビザ)でも、フルーツの収穫の為に果樹園で働くことが許可されるという特例が出る事態となりました。
収穫作業は季節労働の為、人材が不足している職種として指定はされることはありませんが、このように、人手不足分野の穴埋めをコントロールすることで、産業を活発化し、人々の生活を守るという、人口470万人の小さな国なりの方策がここにあります。

 

日本でもニュージーランドでも、就職活動は容易ではありませんが、ニュージーランドで暮らしたい(永住権、就労ビザなど)、長期で滞在されたい(ワーキングホリデー、学生ビザなど)という場合は、よりこの国らしい職種を選ぶことで、就職やその後の永住権申請も夢ではないというお話しでした。

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